某エヌ・エッチ


それは或る日の事でございます(笑)





家でボーとしてたらドアのチャイムが鳴りました。
その内にチャイムはけたたましく連続でならされました。
そして激しくドアを叩かれ下の名前を連呼されました。



誰かと思いドアを開けると、そこに立っていたのはNHKの職員(笑)
最近のNHKの職員は激しい訪問の仕方を致します(笑)
これには驚きました(笑)

もっとも本人は「NHKの職員ではない」と言います。
じゃあ下請けか? と聞けば。
「下請けではありません」という。
じゃあなんだと聞くと「委託です」という。

こっちから見れば同じようなものだ(笑)



当然、話を聞けば「受信料を払え」でした。
なぜあんなに激しくドアを叩くのか?
と、聞けばシュレット「居留守を使う人が多くて」と答えます。


どうも訛りのある男性。
そこで「出身は?」と聞くと、これが素直に「京都です」と答える。
そして「今は大津にいます」と答えて来た。
「大津から来てるの?」
「出張です」

不思議な男性だった。

「関西では全然出てこないんです」とも言う。
出てくるだけマシなのか?(笑)




そもそもこの組織はなんでしょうね?
国が放送局を持つ意味があるのでしょうか?
だいたい国から予算が降りてるんだから予算内で運営をすればいい。
運営出来ないぐらい組織を大きくしてしまったのはNHKたち。
それを国民からお金をとるなんて変な話だ。
だってNHKを求めてもいないのにどうして払わなければいけないのか?
NHKが自分に何をしてくれたのだろうか?


何とか生活してるギリギリの状態で生きているのにNHKはただ金を払えという。
「払えない」と言い続けていたら、向こうも困りだした。


滋賀県の大津からわざわざ愛知県の名古屋まで来たのだ。
そりゃあ〜ドアも激しく叩くだろう。
でも見方によってはヤクザだ。

マンションの通路で押し問答してても仕方がない。
外は風も冷たく外で話してこっちも体調が悪くなるのはごめんだ。
「中に入って話をしよう」と言っても「いえ個人情報で」と入ってこない。

が、貧乏役者に受信料が払えるはずがない。
明日どうしようかと考える状態。

こんな人間に話しても無理だと思いだしたんだろうね。
「せめて一万でも」と言う。
じゃあこっちは泣けなしの「千円」と言ったら。
〜だって本当にそれしか無いんだもん〜

向こうが非常に困った顔になっていた。
〜あの時の「間」と言い、困った表情は勉強になった〜



強引に腕をつかみ玄関に入れ込んだ。
で、玄関でしばしのお話。



一瞬、「こいつに芝居のチケットを売ろうか」と思ったけど(笑)
大津だからやめました(笑)


チラシを渡してもゴミ箱に捨てられそうな感じがしたしね。



でも。
この人は本当にこの仕事をやりたくてやっているんだろうか?
だんだんそう思えて来た。
「なんとかお願いします」と言い出す男性に「営業」と言う事ではなく「人間」としての性格の良さが見えだして来たからだ。
上っ面の「音」ではなかった。

「もう無理なんです」
「無理かどうかは聞いてみなよ」
初めて会う人だったけど「あなたがなんとかしてくれない?」

「無理です」

でも払えないんだもん。




一応の話がケリがついて。
彼は来た時より小さな声で「失礼しました」とサッと帰って行った。

実はもう少しNHKの事で話をしたかったのだが、、、。
用件が済めば冷たいもんです。




しかしもの凄い勢いでドアを叩いていたなあ。
明日も、明後日も、どこかの空の下で、ドアチャイムを勢いよく鳴らし。
ドアが壊れるのではないかと思うくらい激しく叩くんだろうな。
そして、会社から言われているのか「家の前で下の名前」を出てくるまで叫び続けるのだろう(笑)
恥ずかしい思いを滞納者にってね。


あ〜やっぱりチケットを買ってもらうべきだったな。
今更だけど(笑)