演奏会

先日「読売中部新人演奏会」のステージマネージャーの仕事をして来ました。
年に1回のこの演奏会のスタッフの仕事を10年程してます。
今年も約30名の「新人」さんが演奏します。
演奏者達は全国の音楽大学の学生さんで、条件として中部地区出身の人たち。
僕は毎年、舞台袖にいて演奏者たちを送り出します。
皆さん緊張しています。
何故かこっちまで緊張が移ります(笑)
ひとつの演奏が終わると次の演奏者のために舞台をセットし直します。
14時から始まった演奏は途中、1時間の休憩を挟み
20時近くまで続きます。
そんなお仕事をして来ました。

さて毎回そうなんですが、、、。
演奏者たちは自分の演奏したい曲を提示します。
現代曲から始まって、聴いたこともない曲がずっと続きます。
僕のような素人(?)には、ほとんどの曲がわかりません(苦笑)
だからストップウオッチ片手に終わる時間を見計らい、
次の演奏者を迎えにいく連続でした。
〜こんな素人が袖で仕切っていて申し訳ないです〜
意外と知らないクラシックの曲を聴きつづけるとストレスが溜ります。
何曲かそんな曲が続いて、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(ピアノ伴奏)が
演奏された時には何故かスーと気持ちが楽になるような感覚が(笑)


芝居もそうですが。
自分がやりたい芝居と、求められる芝居にはギャップがありますなあ。

スタッフが言っていました。
「これからプロとして演奏していきたいのなら、
皆が聴きたい名曲も演奏して欲しい。レパートリーに入れてもらいたい」と

まあ〜それも一理ありますけどねえ〜。


難しいジレンマとこれから闘うことになる新人さんのコンサートでしたねえ。