ウシ。

mabikitei2013-04-10

先日ロケで酪農家の元に行きました。
羽島の揖斐川沿いにその牧場はあります。
なぜ川の側に牧場が?
これが今回、悩んだ箇所でした。
高原ではなく、街中(とはいってもですが)にある酪農場所。



実は毎回毎回のロケの前に構成台本が届きます。
ロケ前にはその構成台本と睨めっこして
自分は「何を伝えるべき」なのか
「どう立ち回るべきなのか」を考えます。
その中でイメージトレーニングを重ねていくのです。


このイメージトレーニングは舞台監督の仕事を受けたときに
「滞りなく明日のスケジュールが進むように」と思い、前日の夜に「ああして、こうして」など考えるようになったのが最初のきっかけでした。
それがいつしか自然に身につきました。
また「常にイメージし続ける」と、突然閃いたりして、
「演技」や「演出」に役立つことがわかりました。


話はロケに戻ります。
構成台本と睨めっこしていると衣裳も浮かびます。
少しでも見てもらうためにとか馴染んでいくためにとか
いろいろ考えます。
時に「?」もつけられます(苦笑)
そんな時は浮いているときですが、そこはご愛敬で!
で、酪農→牧歌的→オーバーオールの絵が浮かび、
鈴木ヒロミツが車を押しているCMが見えました。
そこで鈴木ヒロミツ風(あくまで「風」です〜笑〜)な
衣裳を用意するわけです。


構成台本に話を戻します。
芝居は与えられた台詞をいかに自分の中から出た言葉にするかが重要なのだと思います。
ではロケの時には?
台詞ではありません。
いかに「自分の言葉で喋る事ができるか?」にかかってきます。
僕は実はドンくっさい人間ですし経験も浅いです。
自分の言葉を見つけ出すのに大変です。
構成台本にも書かれていない「自分」という
言葉を見つけ出したいのです。
それがたった一言でもいいんです。(あくまで自己中)
それを見つけ出したときの喜びは誰にもわかりません(笑)
だから僕は僕の言葉を大切にするんです。
ですから何回撮り直しをしても、自分で見つけた言葉は
変えたりせずバカの一つ覚えのように繰り返して言います。


さて川の側で?
揖斐川の源流は岐阜県福井県の堺にある山にあります。
そこから流れでる一筋の川はやがて大河になります。
その大河はかなりの栄養分を含んでいます。
その栄養分を含んだ水は台地を肥やします。
その肥やした台地に草が生えます。
その草には大河が運んできた栄養分が含まれます。
その草は町中に生えている雑草とは違います。

そう水が大切なんです!

そう言えば文明は必ず大河の側で生まれます。
ウシも人間も同じってこと?


あ〜だから川の側で酪農か!

なんの事だかわかりませんが、
まあ〜違うと思いますけどネ。。。。。(苦笑)

美味しい牛乳を作るには、
美味しい水がある事。
お酒も牛乳も同じ、水が大切ってことかな?(苦笑)