法事に

法事のために、お経をあげてもらいにお寺さんに参りました。
我が一族は瑞浪市にあるとあるお寺に参ります。
そのお寺に行くには旧中山道を行きます。
この旧中山道がとても素晴らしい。
瑞浪市に入ると旧中山道は人しか通れないほど細くなり、
横道に逸れ山の中へと入ります。
車で走っていると、その旧中山道がひょいと現れ横切り、
また横切り横切りと続きます。
車は旧中山道を横目に走ります。
そんな山奥にあるのが目指すお寺。
お寺の歴史は古く今から500年以上前の健寺です。
県の重要文化財に指定されている建て門は、
荘厳でたたずまいが素晴らしいです。
たった一つ、違和感を感じるのはその横に建っている
住職たちの立派な大きな2階建ての家。
坊主丸儲けとまでは言わないが、余りにも立派。
しかしお経を読み上げる姿は一流。
流れるようにお経を低く読み上げ、
右手で木魚を叩き、左手で鐘を叩く。
その姿はまるで一流のミュージシャンのようだった。



説法を聞くのだが、年々、説法話が無くなり雑談になる。
暑い日だったから冷たいお茶を戴いて帰った。
その帰り道で腹を下した。
慌てて土岐辺りでコンビニに飛び込んだ。
田舎の小さなコンビニだ。
急いでトイレに入ると見たことのない様式だった。
まず目の前に「水が流れない」という趣旨の貼り紙。
次に目に飛び込んできたのはホースの先に着いた鉄砲。
更にタンクに「ホースで汚物を流すように」という貼り紙。
どうやらドッポン便所を今風の便器で多い被したようだ。
田舎の便所は一味も二味も違う。



そんな夏のひとときを送った日曜日だった。