デジタル

アナログ放送が終わった。
ソニーの生みの親の井深氏は
「20世紀はデジタルの時代。しかし21世紀はアナログの時代」と言い残した。(確か)
物はデジタルになる。
しかし人と人の関係はアナログであるべき。
との深い意味合いがあると思う。


ウチにはリビングと寝室にそれぞれテレビがある。
リビングは夏前にデジタルが見れるように買い換えた。
が、寝室はブラウン管のままだった。
今はテレビも相当安くなっている。
録画内蔵でなければ5万を割る。
しかも寝室のテレビは大きくなくてもいい。
だから見れなくなってから買い換えれば良いと思っていた。
で、アナログ放送が終わった日の事である。
夜、家に帰って妻が寝室のテレビをつけて声をあげた。
「映っている!なんで?」
全くもって分からなかった。
この地域だけ特別地区で免除されたのか取り残されたのか。
何事もなく普通に、、、今まで通りに見れる。
気味が悪い感じがした。

が、やがてその理由が判明する。
マンションにはケーブルテレビが引かれてある。
ケーブルテレビではデジタル放送をアナログに替えて(?)
流していたのだ。
その処置は2015年までとのこと。
ケーブルテレビが引いてあるところは2015年まで
今まで通りテレビが見られるのである。

ウチではアナログ放送が終わった画面を見ることが
出来なかった。
そういう話である。