子ども

今日から三日間小屋入りです。
毎年マネジメントの仕事を引き受けている
ジャズダンススタジオの公演が土日で行われます。
今日は仕込み日でした。
受付とケータリング周りを一人でこなさなければ
いけません。
毎年、大きな荷物を抱えて家を出ますが、
今年はケータリングが大変で一回で荷物が運べず、
二回に分けて地下鉄で運びました。
車で運べば楽なのですが、僕用に劇場の駐車場が
確保されていませんでした。

さて話しはケータリングなんですが。
冷たいお茶やコーヒーの準備、お弁当の手配と
何かと忙しいのであります。
そんな中、踊って疲れる先生方やスタッフの為に
一口チョコレートを準備しました。
通りすがるダンサーたちが一口食べて行けるようにです。
さてさて、毎回、このスタジオには小学校低学年の子どもも出ます。
その子たちの出番はホンの1〜2曲踊るだけ。
後は退屈そうに楽屋や廊下を彷徨いています。
特に今日は仕込み日ですので合わせまでやることがない。
で、暇で退屈な彼等は目ざとくチョコを発見しました。
物欲しそうに見つめる目に「少しなら食べていいよ」と
言うと小学2年生の男の子は「じゃあ2個まで」と
自分でルールを決めて食べ出しました。
やがて仲間の小学2年生の女の子が来ると
「2個までは食べていいよ」と言いました。
女の子もパクパクとチョコを食べ出します。
僕は「まあ〜2個までなら」と思い、黙って見ていました。
すると男の子は今度は仲間の男の子を連れてきて
「このチョコは2個まで食べていいよ」と言い出します。
ところが「2個まで」と言っていた男の子が
多かが外れたように食べ出します。
女の子もたまにケータリングに来て食べ出します。
僕は別の用事があり、その場を離れてしまい、
暫くして戻ってくると、、、チョコの山が殆どなくなっていました。

 
 最初に男の子が言った「2個まで」という言葉は
なんだったのでしょうか(笑)
 所詮は子どもですから仕方がないのかもしれません。
 と言うことで明日はチョコを出し惜しみしようかと
思いますが、餌付いてしまった猿のように、また甘い
ものを求めて下山するかもしれません。
 全て、、、人間が仕業なのです。
 あ〜悲しい。