泣くほど

毎回稽古の度に感じるが、稽古は本当に辛い。
こんな辛いことを20年以上やってきたことになる。
それにしてもだ全然進歩しない自分に最近は嫌気がさす。
もう少し上手に演じれたらと思うのだがそうもいかない。
同じ様なダメを食らい、
それをクリアするために「ヒィーヒィー」になる。
人に見せる以上は、それなりの芝居を創らなければいけない。
だから泣きながらでも創る。
とりわけ「芸」の道は厳しいものなんだろう。
が、かといって今のままではこの先はいけないだろう。
でもどうすることが出来ないのでジレンマも感じる。
まあ〜そんな事を考えながら稽古に励んでいるのである。
喜劇だからそれなりに演じても苦しまなければいけない。
自分を追い込んで表現できるかにかかっている。
あ〜本番まで一月ちょっとだ。
勿論この期間は毎日夜は稽古が入るから帰りも遅い。
今年は桜を見に行くことも出来なかった。
苦しいばかりでは稽古もつまらない。
楽しくなければいけないのだが、そんな要素も見つからない。
チケット代金を払って観に来て下さるお客様に無様な姿を見せる
わけにもいかないので歯を食いしばって頑張るのみ。
頑張るのみ。
そう
頑張るのみ。