噛む噛む。

歳のせいで口元が緩んできたのか?
それとも単に口元がだらしなくなったのか?
コメントを噛む事が多くなった。
台詞の時は、そんなに噛まないし呂律も回るのだが、
いざナレーションだとか影アナだと、、、噛む。
これは「何でだろう?」と考えて「ハタ!」と気がついた。
間違えずに言おうと丁寧にいきすぎる結果、舌が回らずに
噛む事が多いのだ!
 さて、昨日はクラシックコンサートの舞台監督及び
司会(影アナも含めて)の仕事をしてきた。
尤も、この二つの組み合わせは無茶ぶりされたのだが、
立場の弱いこちらはやらざるおえない。。。。
9時に劇場に入り、舞台をセットした後、出演者を舞台に
呼び、リハーサルをしてあげて、バタバタの後に
主催者と司会進行の段取りをした。
しかし何でもかんでも小生に振られるのも困る(苦笑)
5組の音楽家が、ピアノだの声楽だの管楽器だの弦楽器
だのと順番にバラバラに登場するのである。
そのつど、舞台上のピアノの蓋の開け閉めや譜面代の設置を
しなければいけない。
それを影アナ(出演者と曲紹介)も言わなければいけない
小生には無理。何とか劇場のスタッフに泣きつき事を得た。
そして慌ただしい中で本番に突入!
絶対に間違えてはいけない出演者の名前と曲目なのだが、、、
クラシック音楽の作曲家はどうしても舌を噛みそうな
名前が多い。特にロシアの作曲家はたまに舌が回らない。
東京特許許可局”か“ドジョウニョロニョロ”の世界だ。
そこで丁寧に言うことを心がけると、何故か舌が縺れる(笑)
 しかしまともな構成台本でないのを読まされるのは辛い(笑)
何回読み直しても意味が繋がらない箇所が何カ所かあったので、
「これは意味がわからないから教えて欲しい」と聞きに行くたびに
「あっ、これは言葉が抜けてますなあ〜」とか言われて混乱した。
そして書き足すたびに前後の繋がりが消えていくのだ!
他人に伝える難しさを感じずにはいられない。
 そんな状況下での本番。噛まずにいられない!(苦笑)
やはりまだまだプロとしては未熟なのだろう。
疲労感と焦燥感で一杯の一日であった。。。。