好青年!

2時間ドラマのちょい役をもらい撮影をしに行きました。
集合場所は美濃太田太多線上のとある駅。
朝7時集合でした。
朝の7時にその場所に行くためには千種駅を5時30分頃にでる電車に
乗らなければ、乗り継ぎの関係上、間に合いません。
ところがその時間にようやく地下鉄が動くので乗ることが出来ないのです。
そこで考えて実家のある一宮から6時の始発に乗ることにしました。
それならばギリギリ集合時間に間に合うことが出来ます。
朝の5時に起きて、まだ暗い中を駅まで送ってもらいました。
夏ならば日も昇って朝日が差し込む時間。
しかし冬はまだ暗闇の中でした。
尾張一宮の駅でチケットを買うときに、背広姿の男性が3人慌てて
駆け込んできました。どうやら一宮で一晩過ごしての朝帰りらしく、
これから出勤する雰囲気の男性陣でした。
岐阜行きのホームには人気もまばら。それでも人はこんなにも朝早くから
動いているんだと、ダラダラとした生活をしている小生は反省しきりです。
 こんなに朝早くから起きるのは何年ぶりでしょうか?
電車の窓からボケッと窓の向こうの暗い町並みを見ていると、
フト自分はこのままどこか知らない所へ行こうとしているかのようです。
それはまるで銀河鉄道に乗っているかのようでした。
また岐阜で乗り換えた太多線の車両が向かい合わせの座席でした。
各駅停車の電車は一駅ごとに人を乗せて走ります。
やがて目的駅に着いた時にはすっかり明るくなっていました。
集合時間から待つこと10分、ロケバスに乗り撮影場所に向かいます。
 台本が一冊しかなかったので、小生は単行本を買って慌てて読みました。
話の舞台は岐阜と犬山だが、犬山警察署が撮影の為に入口を貸してくれるはずがない。
そこで片田舎の役所が撮影場所に選ばれたのでしょう。
現地に着くと大道具の人がトラックの荷台の屋根に飛び乗り、役所の入口に警察署の
文字を両面テープで貼っていました。そして入口に警官が立つと本当にそこが
警察署に見えてくるから不思議です。
監督に丁寧にご挨拶を済ませた後、出演者とスタッフの皆さんに小生が紹介されました。
監督に丁寧に挨拶をしたのは、前回の時に大変に失礼な事をしたからであります。
前回の時は三重県での撮影でした。
集合場所のビジネスホテルに入った時に入口の食堂でポツンと座っていたのが監督さんでした。
しかし小生はその風貌から「近所のおっさん」だと思ったのです。
その近所のおっさんが撮影時にカメラの横に立っていたからビックリ!
慌ててスタッフに確認をしたら「監督」さんでした。
しかもその後、小生の好きな「寅さん」を立ち上げたプロデューサーだった事を知り二度驚きました。
 さて、あらためて主役の中村俊介さんにご挨拶をしました。
なんと感じの良い好青年でしょう。近づいた時に小生が見上げてたくらいですので、
身長は絶対に180センチ以上はあるでしょう。
スラット伸びた長い足、柔らかい面立ち、女性ファンが唸るのもわかります。
 寒さの中、呂律も回らず、たった一言の台詞に緊張する小生。
一方、主役の中村さん達は緊張の欠片なし。
それにしても2時間ドラマの撮影に一週間、岐阜をグルグルとまわっての撮影、
強行スケジュールですなあ〜。
 小生はもう1カットを撮りに今度は更に岐阜の山奥に行きます。
12時に現地に集合なんですが、これまた乗り継ぎの都合などで家を8時に出ます。
と、言うのも理由ですが、実は集合場所に12時に着く電車がないいんです。
だから早めに行くことにしました。
 しかし本当に岐阜は寒い!
 前回の撮影から帰って来たら何と熱が出て寝込んでしまいました(苦笑)


 小生の方は面が柔ではなく、体が柔です弱いです(笑)