年の瀬もなく

忙しかった時間が終わりを告げました。
これでようやく少しはノンビリと過ごせそうです。
と言ってもまだまだ年末まで稽古はありますので、
完全にノンビリと過ごせるわけではごじゃりませんがね、
それでも立て続けにこなした舞台の仕事が終わりました。
 9月頃から働き始めた某Hホテル(変なホテルじゃありませんよ。
たまたまイニシャルがHなだけ)の皿洗いのバイトも
ここに来て少し余裕が出来てきました。
でも週に2〜3日しか今のところお呼びがかからず、
後はもっぱら芝居関係に打ち込む日々。
演劇の神様はいるものの、案外と冷たく、さずがに生活の面倒までは
みてくれません。
週2〜3日の皿洗いをもっぱら堪能しながら、どう年を越そうか
思案中です(笑)。


 さて皿洗いのバイトですが、朝、ホテルの従業用入口から
階段を登り、厨房の裏手に出ると、いつも吐き気をもよおす嫌な
臭いに身が包まれます。
 いつぞやのファミレスのバイトの時も裏口から入ると気持ち悪い
臭いが辺りを充満しておりました。
それに比べるとまだホテルの臭いは我慢が出来ます。
厨房に入ればこの臭いは消えます。
しかし裏の通路で感じる何とも言えないこの臭いに慣れませんでした。
ところが先日、この臭いの発生源に気がついたのです。
それは扉を開けた瞬間、またもやこの嫌な臭いがした時の事です。
そこで小生は急いで更衣室へと歩き出しました。
ところが2歩目の時に、ご飯が炊きあがる臭いに包まれました。
次に醤油が煮えた臭いが、次に煮物の臭いが、
と次々に臭いが変わっていったのです。
そうだったんです、つまりこの「うっ!」と感じる何とも言えない
嫌な臭いはそれぞれの臭いが固まって感じたものだったんです!


それがわかればこの臭いも気にならなくなりました。
何とも簡単な人間です。
小生は。