受け付けない?

今、どうしても忘れてしまうものがある。
稽古だ。
今現在2つの稽古を抱えている。
しかもこの稽古は重なる日が多い。
一つは本番間近の公演。こちらは演出のみ。
もう一つは来年の1月にある公演。こちらは役者で。
優先順位をつけると間近に控えている演出の稽古が先である。
23本の短編集の中のたった4本を担当しているとはいえ、やはり気になる。
なかなか揃わない役者が「揃う」というときに限り、
もう片方の稽古が入る。
「あの〜すいませんこの日は稽古に出られません」と
先日思い切って言ってみたら「ああそうですか!」と冷たく返された。
こっちは最初から「スケジュールを見ても稽古にはそんなに出られない」
と断っていたのに「それでもいいから!」と強引に出される事になった舞台だ。



昔々もこんな事があった。
やはり舞台出演を頼まれたのだが、どうみても稽古に出る時間がない。
逆に本番しか空いてないのだ。
「無理ですよその舞台の話は。僕、本番しか空いてませんもん」と自嘲気味に言うと
「本番は空いてるんだ!じゃあ大丈夫だね!」と言われて困ったことがある。
「頼む、お願いだがら出てください」と言っておきながら、
でも結局稽古に出られないと「なぜ稽古に来ないんだ!」と怒られ。
挙げ句の果てに「じゃあなぜOKの返事をした!」となる。
なかなか理不尽な輩やご婦人が多い。
今回はご婦人のパターンか?


こんな状態だから、脳が受け付けないのかもしれない。
手帳に書き込んであっても目に入ってこないのだ。
片方の稽古を忘れて、もう片方の稽古を進める段取りを始める。
酷いときはもう片方の稽古の存在さえ忘れて、
本番間近の稽古に神経が行く。
スケジュール帳をみてもまるで白紙のように気がつかない。
暫くすると文字が浮かんで見える。



脳や体が受け付けない仕事はもう本当に嫌になってきた。
そう言えば来週には演奏会の司会の仕事が入っているのだが、
こちらの進行台本もまだ届いてない(苦笑)



これはもう小生が自分から変わらないといつまでも続くね。
反省
反省
海より深く反省して、今後を考えます。