mabikitei2008-09-08

車を手放すことにした。
エンジンがやられてしまってはどうにもならない。
ただしエンジンを乗せ替えれば大丈夫らしいのだが、
そのエンジンに15万円もかかるのでは手が出せない。
しかたがなく廃車の手続きをした。
と言っても名目所の事である。
外観も内装も汚れていないので、ディーラーが、そのまま
その車を修理して、中古車として売り出してしまっても、
まだ充分に走れる車であったことには違いない。
それ故に、レッカーを運転してくれた業者のお兄ちゃんは
「お客さんもったいない。この車は修理すれば乗れますよ
このままだとディーラー丸儲けじゃないですか!」
車社会の裏事情の事までは知らないが、
確かにディーラーが廃車にせず、中古車として売りにだしたら
丸儲けだろう。なにせエンジンだけ取り替えればいいのだから。
そのレッカー車のお兄ちゃんはもう一つ面白い事を教えてくれた。
「お客さん今は中古車を買わない方がいいですよ」
何故?と聞いたら
「この間の雨で水に浸かった車が店頭に並ぶから」と言う。
確かにそうかも知れないと思った。


 我がタートル号はレッカー車の上に乗せられてメーカーの
お店に連れて行かれた。
 たった2年程の付き合いだったが、それでも別れが寂しくなるから
最後は車の姿も見ず、今生の別れを告げて来た。
 薄情だったかもしれない。
 帰りは地下鉄にも乗らず「本当にこれで良かったのだろうか?」
と感じながらテクテクと歩いて家に帰った。


 これでまた車のない生活に戻る。
 これで銭湯にも行けない(笑)
 ラーメン屋にも行けない(笑)


 
 今になって寂しく思うのは小生だけか?



 さようならムーブ号。