車のボンネットから煙りがあがった。


それは昨夜ちょっと車を動かしてたら、何やら臭いがしてきた。
妻が「あ〜っ!」と叫ぶとボンネットから白い煙が
モクモクとあがってきた。
慌てて車をコンビニの駐車場に停めてボンネットを開けて見てみた。
しかし全く車の事がわかっていない小生に異常は見つけられない。
「なんか車の調子が悪いから帰ろうか?」
と車をノラりと動かしていたら、帰る途中でカタカタと音がして、
プスっと止まって動かなくなった。
 さて、どうしよう?こんな時に限って携帯電話を持っていない。
近くにあった派出所に飛び込み電話を借りた。

 結局もう動かなくなってしまったので、
 JAFに頼んで牽いて帰ることになったのだ。


 疲れた一日の終わりだ。


 やっぱりラジエーターの水がないのが原因だった。
 JAFのお兄ちゃんが蓋をとりラジエーターの中になみなみと水を入れたら
数分後に車体の下から水が垂れ始めた、、、。
これはひどい
 なぜそれまで気がつかなかったのだろうか?
 実はここ数週間、駐車してある車の下が濡れてはいたのだ。
 じかし、ここの所、雨が降っている日が続いていたので、
てっきり、車の下の雨の水が乾かずに残っていると思っていた。
 また日頃からバスかトラック並みに震える車体に、
異常を感じるほどの音が聞き分けられなかったのも事実だ。


 
 しかんなんだろう?
 JAFのお兄ちゃんも絶望的なニュアンスで言う。
 アッくんも「もうダメかも」と言う。
 義理の妹は「廃車」と言い切る。
 メーカーも「廃車です」と言った。


 やっぱりもうダメなんだろうか?