どうなってるの?

ちっとも進展しない稽古。
この金・土・日に6回も通しをやった。が、殆どが無意味な通しだった。
役者たちも何故こんなに通しをするんだろう?と思ったはず。
それより小返しをしてもらいたい!と思っていたはず。
でも、、、無理。
少ない稽古時間で小返しに時間を費やすより、通しを何回もやって、とにかく流れを掴んでほしいのだ。
心情などの細かい演技は事前に役者の仕事として表現出来るように稽古に入ってもらいたいのだ。
(そのてん自前の稽古場があるとじっくり稽古が出来る。あらためてG劇団の幸せと俳優陣に感謝しよう・・・ネ)
その都度「自分が出ている場面は何を伝えているのか考えて!」
「だからどういう表現や演技をするのかわかるよね!」
と訴え続けたが・・・最後まで分かってもらえなかったみたいだ(残念)。
最近の若い子(だけではないけど)は表面上のプライドと謙虚さを持っている。
だからダメを出すと返ってくる言葉は「なぜそう動くのですか?」とか
「なぜそう言わなければいけないのですか?」
という言葉が最初に返ってくる。
それ故に演出する側もしっかりと裏付けできるようにしておかなければいけない。
そこで大概の若い役者は納得して「わかりました」となるのだが・・・。
実際は何も変わっていない。
全部がそうではないが・・・当然、中には必死に変わろうと努力してくる役者もいる。
〜やっぱり太鼓は叩いて音が出て、はね返ってくる方がいい。〜
そんな調子でたいして面白くもない通しを何回も見せられる僕の気持ちも分からず、タンタンと進む。
ところがである・・・たまたま稽古場に高校生(演劇部)のグループが見学に来た。
それまで何回通しても1時間50分かかった内容が、なんと10分も縮まった!
流石にこれには呆れた!
現にそれまで声が小さかった役者が声を張り、ダラダラと登退場をしていた役者がキビキビと動いていた。
(なんなんだこいつらは!)僕は少し腹が煮えくりかえっていた。
そして・・・高校生が帰り、2回目の通し稽古に入ったら・・・また元に戻っていた。
観客がいないと芝居にならないみたいだ。
稽古は単なる土台作り何だろうか?
なーんか本番暴走しそうな役者がいそうで怖いなあ〜 (><)
無事に終わりますように(苦笑)!