やけ食い・・・?
本番の幕が開けました。
役者たちは相変わらず「ダメはありませんか?」と聞いてくるが、
こちらも相変わらず「何がいけないのか分からない」という状態です。
「1語1語、1行1行セリフに時間をかけないで!」と言うのですが、、、もう難しい事は分かっています。
次第にダメも「もっと声を出して・・・テンション低いよ!」と変わりました。
もうこうなるとダメじゃない、叱咤激励です。
そりゃあー中にはしっかりと演技している役者もいますが、、、ねぇー。
さて、、、ゲネプロ。
本番と同じように行う通しなのですが、途中で、、、止まりました。
音響のミスで場面が飛んでしまいました。
まだ経験の浅い若い役者にはこの状況を乗り切るのは無理。
本来自分たちの出る場面が、舞台に出たとたんに次の場面に飛んでいる。
それに気づいた役者2人は舞台に出てきて“素”になり「あれ?」と声をあげ、袖に引っ込んでしまいました。
慌てて次のベテラン女優が気をきかして出て来ますが、ダメ、ゲネを止めざるおえず、場面を戻して始めます。
そんな不出来の状態で本番に突入。
もっともゲネの不安があれば緊張感が出て意外に本番は上手くいくものなんです。
さて受付要員を全く手配出来なかった主催者。
一度僕に受付要員手配の打診をされましたが「お礼」が出ないの一言で断りました。
だってこのまま行ったら僕のお礼も・・・。
そして出演者にも声をかけてもらったけど、やっぱり集まりが悪いんです。
(そりゃあ・・・そうでしょうね。。。)
案の定、当日になっても集まっていません。
なんとか出演者の人が声をかけてくれて来てくれた男の子と初日は僕と二人で受付。
見かねた出演者の一人が「出番が遅いから」と、ギリギリまで何とか手伝ってくれました(苦笑)。
てな訳でした演出補は受付をやっているから、なんと本番が観られませんでした(笑)。
きっと最後まで観られないと思います(笑)。
もう今回の舞台は本当に他人事みたいな感じ(?)モニターに映る舞台の様子や、次々とセリフを噛む役者を
観ながら受付の横にある主催者控え室に入ってアイスコーヒーを飲みながらくつろいでおりました。
でも流石にモニターでは舞台の出来はわかりません。。。
なんと芝居が始まって直ぐに、、、音響がトチったみたいです(大爆笑)。
今回は(独白)のセリフを全部録音して流しているのです。
だから(独白)のセリフを間違えて流すと芝居の筋が分からなくなる(苦笑)。
それをド頭にトチりました。
でいきなりだったから役者は動揺して、どんどん伝染して初日はジ・エンド。
もう笑うしかない!
僕は残ったお弁当をもらって、、、家で焼け酒ならぬやけ食いです。
しかも2コ。
下腹に肉が付き始めた38歳の秋です。