ダメでした。

mabikitei2006-04-02

4月1日にNPO法人ちくさ座の会の報告会が行われました。
劇場で行われたので約300名入る客席には17名ほどの一部の会員で埋まり(?)
ましたが、それでも熱気あふれる討論が行われました。会の内容は「劇場は今後どうなる?」でした。
指定管理者制度が施行される事が決まり、NPOちくさ座の会も名乗りをあげました。
俗に言う「官から民へ」という事なんです。
N市は全国的に珍しい程、劇場を抱える都市です。
他の都市の中にはすでに劇場を民間が管理運営しているところもあります。
是非、N市も! すべてとは言いません。
せめて1館でも民間に渡して、N市の文化を盛り上げて発展させては?
しかしN市はそんな事は望んで無く、すべて今まで管理してきた外郭団体の事業団に
劇場の管理運営を任せる事に決定しました。NPOちくさ座の会は選考から漏れたのです。
文化振興事業団も経費の削減に努め、努力を重ねた結果もみられました。
しかし選考理由はどうも違う所にあるように思えます。
政治的な問題になると、何とも分かりません。とにかく選考から落ちたことだけは事実。
今度は4年後です。しかし果たして4年後はどうか?僕は今と何も変わらないのではと思います。
N市はそういうところなのです。
それにしても、演劇人、舞踏家、音楽家たちは無垢ですね。
この報告会でも「もっと我々は勉強すべきだ!」とか「綺麗すぎる」とか「真面目すぎる」
とかの声が上がりました。
そうなんです。私たちは劇場を管理運営する“夢”を見たかったのでしょうか?
創造者たちが小屋の管理運営に携わることで何が生まれ、何が出来たのか?
見てみたかったし、体感したかったです。
劇場に人が集まるようにするには、いろんな努力を必要とします。
劇場だけの問題ではありません。劇場を取り囲む環境や町の活性化に取り組む事も必要です。
町の中にポツンと劇場があっても意味がないのです。
N市は箱を建てて何をしたかったのでしょうか?
住みよい街作りをするためには、雇用も、交通も、医療も、教育も整える事も必要です。
でもゆとりのある暮らしや人間形成をするためには、劇場の存在も少なからずとも大きいと思います。


 さて、もうこれで一段落をして、僕は次の新しい目標を立てて頑張りますよ。
そう・・・自分らしくね。