ビュッフェでアイスコーヒーを。

mabikitei2006-03-06

先日某コンサートホールに仕事に行って来ました。
クラシックのコンサートは演劇のお客様とはちょいと違う。
というか、だいぶん違う。
劇の合間にボリボリとお弁当やお菓子を食べたりなんてしない。
むしろスマートにビュッフェでワインを飲むのである。
N市のクラシック状況はとても素晴らしい。
市内にある数カ所のコンサートホールでは大なり小なりコンサートが開かれている。
つまりリサイタルにしろピアノ発表会にしろ、ほぼ毎日のようにクラシックコンサートが開かれていることになる。
演劇ではとても考えられない公演の数である。
盛装して会場にやって来るお客はクラシック音楽をたしなみ、休憩中にワインを飲む人が割と多いし、
演奏中は咳払いせずに静かに音楽を聴き入る。
演劇ではとても考えられないマナーだ。
演劇なんて幾らアナウンスを流して注意しても絶対に携帯電話の電源が鳴る。
しかもマナーモードにもなっていないので音楽まで鳴り出す。
まして派手な呼び出し音だと、その瞬間で芝居のテンションが壊れてしまう時もある。
最近はアナウンスも変わってきて「電源を切れ」と云う所もある。
先日の舞台ではシーンとなった場面でお約束のように携帯電話の呼び出し音が鳴った。
もう出演者もお客もみんなの神経がその音に注がれたに違いない。
流石に「もしもし、今ねお芝居を観てる最中なの。うんうんまた後で電話するわ・・・」
と喋る人はいない。
寝る人は・・・いる。
こちらはクラシックも演劇も一緒だ。でも中身が違う。
クラシックは音楽を聴いて心地よくなるのだろうが、演劇はつまらないから寝る場合が殆どだ。
でも本当につまらない作品だと実は寝れない。
そうなると、どうなるか?
ただ時間が過ぎるのを待つしかないのだ。。。
ん〜これは・・・辛いね。。。