眠れない夜に

ケーブルテレビを入れてから深夜に映画を観る機会が増えた。
時には見入ってしまい深夜2時過ぎまで起きていることもある。
ところが観る映画によっては、その後になかなか寝付けない時もある。
ロボコップ2」は寝付けなかった。観終わった後の後味の悪さに心臓が痛み出した。
荒廃した街で悪と戦うロボコップは、自分は人間か?サイボーグか?との間で揺れ動いている。
一見、深みを感じる。しかしこのロボコップ、抵抗する悪人を容赦なく撃ちまくるのだ。
もっと酷いのは悪役のサイボーグ。善悪と関係なく腕についている銃で撃ちまくる。
そしてまた効果音がいやらしいのだ。銃に撃たれた「プスッ」という音が生々しい。
まるで自分が撃たれた気分になり気持ち悪かった。
かと思えば「マッハ!」という映画は凄かった。村の大切な石仏の首が何者かに取られた。
主役のムエタイ使いの男は石仏の首を取り返しに町に出るというお話。
この映画の凄いところは合成とワイヤーとかを使わずに生身の人間が本当にアクションを
こなすところ。車を飛び越えたり、壁をよじ登ったりとチョー凄い。人間業とは思えない。
この映画は違う意味で興奮して寝付けなかった。
こうして眠れない夜になることがある(苦笑)。