笑っちゃうぜ!

先週のオペラの公演の出演者はプロからアマまでさまざまな人が出演をしていました。
プロの歌い手さんもさまざまな人がおりまして、上手くもないのにブーたれてる人とか、偉そうにしてる人とか、本当にいい人とかいろいろおりますわな。
当然アマも同じ人間です。しかも合唱で50人ほど集まればいろいろな人が集まります。
ご多忙に漏れず今回もそうだったらしいです。
合唱の人たちは稽古の時からいろいろとスタッフに言ってきたり奇怪な行動をとっていたそうですよ。
まぁ〜そりゃあ稽古に来なかったり、ザワザワとうるさかったり、ワガママを言ったりとしますよね。
でもそれは仕方がない。ルールを知らないんだから。。。

 ところが・・・本番中に・・・片鱗を体験させられました。

休憩も終わろうとしているとき、舞台には合唱団の人達が板付きのために来ます。
そこで僕は揃っているかどうかの確認をするのですが。。。
僕 「すいません、全員いますかね?」
おばさん1 「いません。」
僕 「あっそうですか・・・他の人はまだ楽屋にいますかね?」
おばさん1「他の人の事は知りません」
僕 「あっそうですか・・・もうすぐ始まりますから」
おばさん2 (割と強い口調で)「5分前のベルは鳴ったんですか!」
僕 「鳴りました。あれ?楽屋に流れませんでした?」
おばさん2 「私は楽屋にいませんでしたので楽屋で聞こえるかどうかはわかりません!」
僕 「えっそうですか・・・(この人はどこにいたんだろう?)」
おばさん3 「(2に)あんた、さっき鳴っとったよ」
おばさん2 「ふ〜ん。全然聞こえんかった!」
僕 (心の中で)「聞こえんじゃなくて聞いとらんかったんだろう!」

今度は次の日。舞台の袖にミニスカートをはいたお姉ちゃんが朝から立っていました。
その人は合唱団の中にいる男性の彼女だそうです。その男性、前日は全く目立ちませんでしたが、
この日はやたらとキビキビと行動していて、彼女の目を意識していることが良くわかりました。
ところが稽古の時だけではなく、その彼女は本番もズ〜と上手の袖に立って舞台を観ていたのです。
これには驚きましたよ。男性も出番が終わるとスグに彼女のそばに来て離れないんです。
合唱団の他の人たちは「彼女なんか連れて来てコノコノ〜!」なんて感じで男性と彼女を見ていました。

僕もね〜邪魔だと思ったんだけど・・・ミニスカートが気になったもんだから放っておいたの。
でもね〜やっぱり注意しておこうと思って声をかけました。
僕 「おねえさん、ズゥ〜と立ったままで疲れない?」
彼女 「大丈夫です。慣れてますから」
僕 「仕事は何をしてるの?」
彼女 「看護婦です」
僕 「看護婦さんなの?それで立っているのに慣れているんだ。」
彼女 (ニコッと微笑む)
微妙に彼女のアクセントがおかしい事に気がつき。
僕 「どこから来たの?」
彼女 「大阪です」
僕 「わざわざ?」
彼女 「はい。私、こういう事に興味があるんです、それでお願いをして・・・邪魔ですよね?」
僕 「そんなことはないよ。あ〜でも2幕はバタバタするから邪魔になるかもしれないね、だから気をつけ
   て観てね」
彼女 「(ニコッとして)わかりました。」

ミニスカートを見ていたいから勝手に許可を出しました〜笑〜
しかしこれまた見た目が頼りなさそうな彼氏でしてね、絶対に彼女に振られるなと僕は確信しております。

まあ〜このほかにお願いしてあった転換に来なかったり、デトチリはするわ、人の話は聞いてないわ、集まりは悪いわ・・・と、いろいろとあったけど結局は・・・楽しかったです。

おわり。