フランス製

今週は瀬戸市文化センターでオペラ「民吉」の転換要員の仕事をしてきました。
これまたなかなか面白い現場でした。
今日は自転車の話です。
今回のスタッフの中に照明家の石原さんが入っておりました。
この某イシハラさんはここ数年は自転車に凝っております。
名東区在住なのですが何処に行くにも(名古屋市)自転車で行きます。
この瀬戸の現場にも自転車で来ておりました。
で、で、その自転車の話になったのですが、同じ名東区に住む僕に
「お前も自転車で来たらどうだ? 明日一緒に来ないか?」と瀬戸電で通っている僕を誘ってきます。
こう見えましても僕もサイクリング野郎です。
一宮に住んでいた時は、よく木曽川を下って河口まで往復6時間かけてサイクリングしてました。
それに今は万博会場まで、新しく買ったマウンテンバイクで出かけます。
そこで・・・イシハラさんに「どれくらいで来れます?」と聞くと「40分」と返してきました。
40分なら・・・万博会場と変わらないから・・・。
「じゃあ明日自転車で行きます」と・・・一緒に自転車で瀬戸に行くことにしました。
ところが自転車を見てビックリ! イシハラさんの自転車はおフランス製のロードタイプ!
何十万とする代物です。それに比べたら僕のは安売りのゴツイタイプの1万円。
でもまあ一緒に走ってくれるだろう・・・と思っていたらとんでもない!
一社の駅で待ち合わせた後「それじゃあ行くぞ!着いて来いよ」と言って歩道ではなく
車道を走るイシハラさん。早いのなんの!車に負けずに走って行く!
“えっ!ちょっと待って!それって反則とちゃう?”
やっと信号で追いついたら「お前なあ〜自転車で20キロ以下で走るな!」
“そんな無茶なぁ〜”
そこで・・・足手まといになるのが申し訳なかったので
「どうぞ先に行ってください」と言ったら・・・本当に先に行ってしまった。
イシハラさんの後ろ姿がドンドン小さくなって、そして尾張旭市で霞んで消えてしまいました。
そこから僕は30分ほど一人旅です。
瀬戸に行くには結構な登り坂があるんですね。そこをエッチラホッチラと漕いで行きます。
しばらくすると前方にイシハラさんの姿が!やっと追いついたと思ったら・・・
「お前がちっとも来んから心配で戻って来たがや!」と。なんていい人なんだぁ〜。
でもね・・・無理。
フランス製だと40分で着くかもしれないけど、僕の自転車と脚力では1時間越えちゃうんだ。
自転車で行ったのはこの1日だけ。次の日からまた瀬戸電にしました。
だって自転車で行っても、電車で行ってもかかる時間があまり変わらないもん。
ごめんねイシハラさん。僕はへなちょこなんだ。
「お前なぁ〜もっと良い自転車に乗れ。そうだ俺の自転車を十万円で買え!」
「え〜っ、いりませんよ。それになんでイシハラさんのを買わなきゃあいけないんですか?」
「はぁ〜ん? 次の新しい自転車が欲しいんだ!・・・もっと早く走れるものを。」
参りました。
イシハラさん、くれぐれも交通事故に遭わないようにしてください。