ノンノン。

先月。
演出者協会の公演で「頼朝の死」をリーデングしました。

源頼朝
鎌倉幕府を開き征夷大将軍に命じられた人物です。
熱田神宮の傍のお寺で生まれたようです。
父親は義朝。
で、お父さんは知多郡美浜町で殺されてしまう。
さて。
頼朝は、お父さんが殺されて平家に捕まる。
本当なら頼朝も殺されているはずだが。

しかし何だろう?
美男子だったから?
殺されずに伊豆の国に流刑となった。

ここで平家は大きなミスを犯す。
「頼朝を生かした事」だ。
徹底的に平家は源氏を滅ぼしておけばよかった。

20年近く伊豆にいた頼朝は着々と力をつけて挙兵する。

これにより「平家打倒」を掲げて行く。

運命とは凄いものだ。

平家は頼朝を生かした事で、その頼朝に滅ぼされる。
もしあの時、頼朝を殺しておけば。

その歴史の意味を充分に知った頼朝は、敵も味方も、
自分にとって不利な人間は身内でさえ殺して行く。

それは権力を勝ち取った人間の「不安」からくるモノだろうか。
自分が殺される前に「殺してしまえ」なのだ。

また運命とは皮肉で、頼朝の死後、息子の頼家が二代目の将軍の座につく。
が、実の母親・北条政子の陰謀により幽閉され殺されてしまう。

北条政子は頼朝が死んだ後、自ら実権を握るために「源」の家を守ろうとする。
その為には、頼りにならない頼家ではなくて、自分の言う事を聞く、三男の実朝を三代目将軍に担ぎ上げた。

しかし、これまた運命とは皮肉なものだ。

実朝は「親の敵」と言わんばかりに二代目将軍だった頼家の子どもに殺されてしまう。
頼家の子どもも後に捕らえられ死刑にされた。
ここで源氏の血筋は途絶えてしまう。

某国の三代目は歴史の勉強をしたのだろうか?
歴史は繰り返される。

殺るなら徹底的に潰さなければならない。
でないと。
自分が生きてられない。

しかしそれは国民には関係のないことだ。
考えるのは国民の幸せ。
独裁でもでも良い。
先ずは国民が暮らしやすい場所にしてもらいたい。

良い国を作る為には、先ずは国民の心を豊かにしなければいけない。
会社もそうだ会社を繁栄させようとしたら、社員を育てて優遇して上げなければいけない(笑)

劇団もそうだ。
良い芝居を創る為には、所属する役者を鍛えて皆が寄り添える集団を作らなければならない。

そんな気がする思いで一杯です。