お断り

どうも断ることが出来ない。
再来週に某演出者何とかの勉強会がある。
確かに演出はする。
が、協会に入るまで拘る気はない。
「メンバーがいない」と誘われて入ったのが
5〜6年前だろうか?
協会には入るが協会の活動には参加しない、
いわゆる幽霊会員だったのだが。
若手(中堅なのだが)がいないからと、何かと
担ぎ出されるようになった。
そこで再来週に勉強会が催しされ、
リーディングではあるが、1本演出をしなければ
ならない羽目になってしまったのだ。


以前にもやはり誘われて口説かれて会員になった事がある。
どうも〜熱く語られると入る気になってしまうみたいだ。
冷静に考えると「騙された」と言ってもいいだろう。
何だかんだと乗せられ事務局長をやらされ、
挙げ句に理事の一人にさせられてしまった。
今から思えばそのNPOはなんだったのだろうか?
今はもう解散してしまい跡形もない。


逃げたい現場がある。
これも断れずに続いている仕事だ。
ギャラは入るので仕事としてはしっかりしているのだが、
どうも主催者の女史に嫌気がさしてきた(笑)
クラシック音楽関係の女史は強引で何も知らない。
とあるコンクールの仕事だ。
このブログにも度々書いてきたコンクールだが。
昨年末に芝居の本番と重なり漸く断ることが出来た。
これで縁が切れるかと思ったら、今年もまた依頼がきた。
実は前回の暮れに、何故か僕への感謝会という名目も兼ねて
お疲れ様会が開かれた。
その席で「あなたは本当に言い人ね」と
人を食ったような物の言い方で労いを受けた。
そこで「いい加減にしろ!」と切れてみた。
まあ〜酒の席での無礼講で日頃の女史の口の悪さを指摘した。
兎に角、不思議な女史で自分の言った失礼な言葉を
一切覚えていないのだ。
「そんな事、私言った?」全てがこの調子なのである。
昨日の電話の第一声も「随分、お忙しいようで」と
本人は挨拶のつもりなのだろうが、
軽い嫌みにしか聞こえないのだ(笑)
「昨年のコンサートはあなたがいなかったけど、何とかなりました。司会は私がやって、影アナは誰々がやって、進行はどこどこに頼んだので上手く行きました」
この瞬間にまた僕は切れた!
「いい加減にして!上手く行って当然だろう!だいたい僕はそれを全部一人でやらされているんだぞ!」
この言葉を受け、女史は電話の向こうで声たかだかに笑った。
面白かったのだろう。
僕は呆れて言葉が出ない。
色々と話をしてくる。
勿論、他人の悪口が半分以上を占める。
女史という生き物はこんな物である。
「最近はどうなの?」と聞いておきながら、
ほとんど自分の話に持っていく。
結局、仕事を押しつけられ電話は切れた。

この女史との仕事は複雑だ。
どのように複雑なのかはまたあらためて書くことにする。