丁寧に

企業の努力も様々あるであろう。
会社の従業員に対する指導や教育も様々。
以前に働いていたファミリーレストランの時も
従業員に対して細かく徹底していた事を思い出した。
さて、従業員を「クルー」と呼ぶところもある。
以前に働いたファミレスではバイトを「キャスト」と
名のらせていた。
その時は「キャスト」って? と笑えてきた。
意味自体は「配役」だが「持ち受け」などの
意味もあるらしい。
勿論、アルバイトやパートの人たちのモチベーションを
高める為に、あの手この手と考えての一環であろう。
これはきっとディズニーが持ち込んだ方式かも。
にしても、ファミレスがバイトの僕相手に
「君をこれからキャストと呼ぶ」と言われても、
最初に説明を受けた時には、言葉の響きに
恥ずかしくなった。
どうせキャストされるなら大作にキャストされたいものだ(笑)


今日、お店で買い物をして釣り銭をもらったときの話だ。
レジには大学生であろうか、女の子が対応してくれた。
その子は僕に釣り銭を渡すときに、
右手で小銭を僕の手のひらに置いて、
左手を小銭が落ちないように僕の手の下に入れてきた。
つまり僕の手をサンドイッチするように上下で
挟んできたのだ。
僕の感覚は完全に彼女から手を握られた感じになった。
「丁寧に」がモットーであろうか?
笑顔で対応してくれればじゅうぶんである。
お店側もサンドイッチをするように指導したのだろうか?



話はファミレスに戻る。
店長から小難しく働くための規則を聞いた。
「たかがファ…」と思ったが、笑顔で対応してくれた
店長にその時は好感が持てた。
が、その後、全く指導力や統率力がないことがわかった。
今は、そのファミレスはグループ内で淘汰さて
なくなってしまった。
なぜなくなったのか?
ひとえに客の評判が悪かったからだ。
毎日のように来る客が「従業員がなっていない」と
新顔の僕にチクッてくる環境がおかしい。
〜尤も値段が安いからと言って毎日来るのも凄いけどね〜


ふと、手を握られて、いや釣り銭をもらって
こんな事を思い出してしまった日でした。