次の稽古へ

また一つ本番が終わった。
すると次の公演に向かっての稽古に入る。
11月にある公演の稽古が本格的に始まった。
次はラストでタンゴを踊らなければならない。
今週からそのタンゴの稽古も始まった。
それにしてもタンゴを軽く踊ればいいかな?
と軽く考えていたらダメだった。
アルゼンチンタンゴを踊る外人さんが来て
本格的に教えてくれるではないか!
「基礎をしっかり覚えて!」と流暢な日本語で
指導をしてくる。
1時間は何回も基礎の歩く練習をさせられた。


戦後の荒廃した日本。
舞台は昭和23年の銀座の寂れたダンスホール
そこで本格的なアルゼンチンタンゴを踊るダンスホール
があるとは思えない。
ちょっと演出意図とずれてへん?
なんて思いながら、
通称(本名かもしれんが)ザビエルと名のる
身長2メートルはある細い男に指導される。
この外国人、ことある毎に「丹田から動く」と
言っていたから驚いた。


さてこの外国人に「もう日本に何年いるのですか?」
と聞いたら「500年前から」と帰ってきた。
どうやらフランシスコ・ザビエルに掛けてるみたいだ。


少し面倒くさい先生であった(笑)