この歳になると不思議と若いときに食べていたものを
受け付けなくなってきた。
ハンバーガーなんて全然食べないし、また食べたいとも思わない。
特に夜に脂っこいものも多少抵抗を感じるようになった。
インスタント食品もしかりだ。
最たるもんは、インスタントの焼きそば。
以前はパクパクと食べていたのだが、最近はだめ。
なかなか胃が麺を消化してくれない。
あれは意外と油が多く含まれているらしいのだ。
胃も同じように歳をとりはじめたみたい(笑)
それとは逆に、以前は食べなかったのに自然と口にしているものもある。
特に焼き魚などである。
煮物もそうであろう。
と、ここまで書くといかに偏食だったのかがわかる(苦笑)



 子ども時にどうしても食べられないものがあった。
 それはひじきだ。
 どうしてもあの黒いひじきを見ていると
 蟻がかたまってもられているようにしか見えない。
 なぜ蟻を食べなければいけないのか?
 蟻にそんなに栄養があるとは思えないのだ。
 しかしテレビでシロアリを好んで食べるアリクイを見たときには
 子どもなりに驚いた。
 白と黒の違いがあるとはいえ、どうもひじきを見ると人間もアリクイと同じだと
 思ってしまう。



それが今では平気で食べる。
この話をひじきを食べながら妻に言ったら「やめて〜!」と騒ぎ出した。
その瞬間からひじきが蟻に見えだしたそうだ。
アメリカひじき」は猫ばばしたものの中に入っていた紅茶をひじきと間違える
という話だった。
小生のひじきは見たまま、、、ひじきを蟻と連想したお話でした。