飛び出せチビッコ!

先日、親が梨の差入れをしてくれた。
その際に近くある動植物園に遊びに行くと甥っ子と姪っ子たちを
引き連れてやってきたのだ。
出先だった小生は慌てて家に戻り、マンションの前に停まっていた
車の中を覗いた。
車の中にはちびっ子軍団5人衆が勢揃いであった。
その中で一番のちびっ子であるサンギは、小生が鞄を持っていたこともあり
「お使い?」と聞いてきた。
サンギから見れば鞄を持って帰ってくるとお使いに行っていた事になるのだろうか?
ストレートに表現がこない子どもの発想を受けるのはいつも楽しい。



さてウチの家系は代々頭が変である(笑)
流れている血が違うのであろうか。
歌手になると言って上京して行った叔父が2〜3人いた、、はず。
数十年前は少しでも歌が上手いと、すぐ飛び出して行ってしまったのであろう。
 今ではどうだろうか?
地元にタレント事務所が増えた事もあり、すぐに上京という状況ではないのかも。
それにしても最近は滅茶苦茶、歌の上手い若い子が多い。
これは絶対にカラオケが影響しているはずだ。


 講師を務めているタレント事務所に、レベルチェック会というものがあり
以前、出席したことが一度ある。
それは事務所に所属している若い子たちが、次々に講師の前で歌や演技を披露して
自分の問題点を聞くというのだ。
小生は演技という立場で観に行ったのだが、なぜか畑違いの歌の採点を
やらされ大変に困った事を覚えている。
「先生、何かご感想を?」と言われても困る。
小生から見れば音さえ外れてなければいいのだ(笑)
後はどれだけ自己アピールが出来るかだが、それを小生が言うのはおこがましい。


そう言えば先日のピアノコンクールもアドバイスタイムと言うのがあり
偉い先生たちが観客の前で若い演奏家の人にアドバイスを言っていた。
中には頓珍漢(大変に失礼!)なアドバイスを送っていた某演出家がみえた。
やれクラリネット演奏家はなぜ楽譜を見るのか?せめて暗記しなさいとか。
ピアノ独奏で曲間でいちいち立ってお辞儀をするな、その度に拍手が起きて
演奏の流れを止めるとか。
挙げ句の果てにやれ歩き方が悪いとか。
もっとお客様の目線を感じて演奏しろとか。
楽屋では、出番の終えた出演者から失笑が漏れていた。
確かに歩き方や立ち振る舞いなども大切ではあろう、、、。
いろんなジャンルの人が集まると、それぞれの観る観点が違うから、
これまた面白い。



ところで動物を見て喜ぶのは何歳までなんだろうか?
小生なんか動物園に行ったら動物なんて見てないもんね。
何を見てるかって?


人。
なぜか人を見てます(笑)