お好み焼き屋さんへ
演劇関係者が経営するお好み焼き屋さん。
「近くだから食べに行こう!」と連れて行かれたときは
店を見てビックリした。
だって倉庫を改造したお店。
「大丈夫なの?」と思った。
店の中に入ったら広々としている。
お昼前だった事もあり、お客は誰もいなかった。
「いらっしゃいませ」と言って出てきたご主人の顔に笑みが浮かぶ。
僕が20年前、芝居を始めた時に、バリバリで活動をしていた人だ。
いつ、どの舞台の公演に行っても会場で見かける事が多かった人だ。
今では、第一線から退いて奥さんとお好み焼き屋を経営している。
そしてたまに芝居には役者として出ている。
お店は以前、たたき場兼倉庫兼事務所を改装したみたいだ。
だからガランと広い。
お昼になり、常連らしい家族連れが来た。
夫婦が慌ただしく動き接待をしている。
注文した焼きそばランチセットが出てきた。
なかなか美味しい!
誰でも生きる道を模索している。
僕もそうだ。
妻もそうだ。
みんなそうだ。
新しい何かを見つけ、、、たい。