ヘトヘト?

2回通し稽古をしましたよ!
1回目が終わり、ダメ出しをして1時間後にまた始めました。
大丈夫だろう・・・なんて思っていたら、
慣れていないんですかね〜ヨレヨレになってきた。
台詞は噛む、それに出てこない、
また体の動きが悪い。
仕方がないから2回目はもうダメを出すのをやめて、
とにかく感情と流れを掴んでもらうことにしました。
週末の最後の稽古は体で覚えることで充分だと思ったからです。
ところが一番若い23歳ぐらいの初舞台にちかい役者が
疲れてきてメロメロになってきた。
たった20分ぐらいの出番で息があがってしまったのだ。
彼の役は確かにエネルギーのいる役。
集中すると疲れて来るのだろう。
それにしてもこの程度で?


 小生にも覚えがある。

 芝居をするって意外と体力が必要なのだ。
小生が若いとき、劇団の稽古は毎日9時間あった。
当然、最初は稽古が終わるときはヘロヘロになった。
「お前はまず基礎体力からつけろ!」とよく言われた。
台詞を言って、体を動かしてという作業は意外に疲れる。
これがまたスポーツで使う体力とは別の体力がいる。
芝居の体力は稽古を通して身につけるしかないのだ。
若い役者を見ていると
「あ〜自分もこうだったんだろうなぁ」と思う。
だからこそ「頑張れ!」とつい通し稽古の時に口に出してしまう。
これでは演出ではなく、単なる声援になってしまう。
こんな声援を送って演出をしている小生は、、、失格であろう。