なるほどね〜。

「直感」とは経験からくる閃きである。
先日、テレビのドキュメンタリー番組で棋士の羽生氏がボソボソと答えていた。
勝負師の言葉だけにやけに実感がある。
若いときに史上初の7冠に就いた彼はその後、将棋を指す意味を解いていた。
やがて7冠が維持できず王座から落ちていく。
果たして将棋とは?
 彼は確かいち早くパソコンを使い勉強しだした一人だ。
だがパソコンでは強くならないとも言っていた。
「脳みそが汗をかかないとダメ」と、その昔、彼が言ってた
記憶がある。棋盤を睨み、何十手と先を読む。
では今の羽生氏と、7冠の頃の羽生氏が戦ったら
どっちが強いだろうか?
やっぱり昔の方が強いだろうが、将棋に対する姿勢や取り組みは
今の方が大きいし余裕があるだろう。
ただ強いだけはダメなんだろう。
ちなみに今は何十手と先を読まないらしい。
むしろ目の前の手を見て、次の一手を感じるのだそうだ。



 役者もそうだろうか?
 台本を読んだときの第1印象を直感で感じる事は、
経験を積んだからこそ得られるものだろう。
台詞もあ〜だ、こうだではなく感じるままに発する。
いやいやこれもなかなか高いスキルがいりますぞ、、、羽生氏。




 将棋に対して羽生氏は苦しんでいる。
 そして自分の言葉で語りかけている。
 自分よりも年下なのだが、随分教えられる。
 


 勝負所に来ると手が震え出す羽生氏。
 なかなか、、、可愛いところがありますなあ。