終わったよ。

久しぶりに出た劇座の舞台が無事に終わったよ。
どうなることかと思ったけどね。
本番は科白がちゃんと出てきてたよ。
科白を忘れたらどうしよう?
科白が飛んだらどうしよう?
そんな不安の2ステージでした。
不安が緊張感を増したのかもしれない。
途中、意識が少し無くなりました(笑)。
科白を言っている途中で意識がなくなりそうになった。
絶えず頭の中は、今、言っているセリフと、
次に言うセリフが同居していた。
口では、いま言わなければいけない科白を言いながら、頭の中では
次の科白の文字が浮かんでは消え、消えては浮かんでいた。
脳の中の科白を読んでいたときに、ふと意識が遠くにいきそうになる。
「はっ」と気がつくと僕は長い科白を口にしていた。
その瞬間「不味い!違う科白を言ってないだろうな?」と思いながら、
また科白を交わしていく。
 僕らはどうやって科白を覚えていくのだろう?
体と科白は一体になっているはず。
となるとズ〜とベッドの上で横になっている役の僕は、逆に科白が
入りづらいのではないかと考えた。

 まぁ〜2時間舞台上でベッドで横になったのは始めて。
自分に明かりが当たってないときはブツブツと科白を言いながら客席を眺めてた。
1列目のお客が口に手を当てながら必死に笑いを抑えている姿を観て、
「声を出して笑っていいんだよ」と呟いたのは誰も知らないだろう。

 なんか不安の割には、変な余裕があるんだよね。
 いけないいけない、、、気を引き締めなきゃあ。


 またね、、、さいなら。