ゴミ問題。

mabikitei2007-01-20

現在のN市の劇場は一部を除いてどこもゴミを主催者が持ち帰ることになっている。
僕がマネジメントするときは、なるべく出演者に個人で出したゴミは持って帰ってもらうように頼む。
そうしないと最後にもの凄い大量のゴミが残る。
しかしそれでもゴミを捨てていかれる時がある。
そんな場合は劇場に入っている間は毎日のようにゴミを処理して、
なるべく楽日に自分に負担のかからないようにしている。
と言うのも以前に泣きそうになった事が数回あった。
マネジメントの仕事をしていると主催者が先に劇場から帰ってしまう。
仕事上その後、最後に楽屋をチェックして帰るのだが、ゴミだけが残されている場合もある。
一つ一つの楽屋のゴミを集めるとビニール袋一杯になる。それを持って地下鉄に乗るわけにもいかず
どうしていいのかわからなくなる。
最近ではお金を出せばゴミを処理してくれるサービスを始めた劇場が出てきた。
仕方がない(?)ので余分に一袋500円程払って処理してもらっている。
先々日とあるマネジメントの手伝いでコンサートホールに入った。
やはり主催者が先に帰ってしまい、僕が最終の楽屋のチェックをして廻ったのだが、
個々の楽屋に残されていたのは空の弁当箱の山。
しかも主催者控え室からも出てきた!
主催者が用意した弁当を誰が処理するのだろうか?
呆れた事にマネジメント側は弁当がある事を知らされていなかったのだ。
で、結局弁当も出ない助っ人の僕がゴミの処理をさせられた。
幸い民間のホールだったので大きなゴミ箱があり、そこにこぼれるほど突っ込んで来たのだが、
無茶苦茶嫌な顔をされた・・・。
さて・・・今度は先日のコンサートでプログラムを受付で渡していたら、お客様のおばちゃんが大きな声で僕に
「ゴミはいらない!ゴミを渡すな!」と怒鳴ってきた。
何事かと話を聞いたら、プログラムに挟んである次回公演を案内する大量のチラシを受け取りたくないとの意味だった。
そのおばちゃんにしてみればチラシはただの紙切れでゴミでしかないようだ。
それでチラシを抜きプログラムだけ受け取って行った。
自分は資源ゴミを増やす仕事をしているのだろうか?
後で話を聞いたらそのおばちゃんはスタッフの中では有名なお客さんだった。
「毎回来るんだよ、キミが今回の犠牲者だね」と言われたのだが・・・。
参ったね・・・こりゃあ。