まずは形から。

mabikitei2006-11-06

義理の父は床のワックスがけの仕事をしております。
主に一般の家庭の床にワックスを塗りに行っています。
床一面にワックスを塗るには、大きな箪笥は別にしてベットとか化粧台とかを移動させなければいけません。
大概は依頼のあった家主と一緒に家具を移動させるみたいですので、仕事は一人で充分なんだそうですが、
時には家主が留守で奥様が一人の時は、僕に「手伝って」と声がかかります。
そんな時は、なるべくスケジュールを変更して手伝いに行きます。

 この間も「手伝って」と言われてお手伝いに行ってきました。
一緒にベットやら化粧台やらテレビやらソファーを移動させます。
次に掃除機をかけ、床一面を水拭きをします。
そのあと義理の父がワックスを塗っていきます。

午前9時から始まった仕事もフローリングの部屋と廊下、それに階段と全てのワックスを塗り終わる頃には
午後3時過ぎになります。
天気が良いと当然ワックスの乾きもよくスムーズに仕事も進むのですが、
曇りの日は乾きも遅く、終わる頃には日も暮れて暗くなるときもあります。
だから雨の日は仕事が中止になり延期になることもあります。

義理の父の仕事は丁寧です。
ワックスを2度塗りするため、、、床はピカピカ。
斜めから見ると家具が床に映ります。

この仕事を70歳になる義理の父は一人でこなしています。
「むむっ〜これは大変な仕事だ・・・・・」
と、手伝う度に感じる僕。
大手の業者なんてきっと機械を使って素早くワックスなんて塗っちゃうんでしょうね。
しかし義理の父は専用のスポンジモップを使って塗っていきます。
そして作業用に汚れたスラックスをはいている父を見て妻は、
「ん〜格好がイカン」と言いました。
「スタッフジャンパーを着なさい!」と忠告をしました。
そして「私が作ったるわ」と言う妻。
まずは見た目から(笑)。
これは大切だよね(笑)。
そう言えば某劇座もスタッフジャンパーを作る話が持ち上がってるとかいないとか。
いつになったら作れるんだろう・・・某劇座も義理の父にも(苦笑)。