とうとう言われた。

行きつけ(?)の1000円カットのお店でのこと。
 また、チャチャッと髪の毛を切ってもらいたくて先日行って来ました。
店員さんはいつも二人いるのですが、僕が髪の毛を切ってもらうのは、これまたいつもタイミングが合って、
まるで韓流スターのような風貌(僕が勝手に思っているだけですが)のお兄さん。
アタシはどこか同じ血(?)が流れているような臭いがず〜としておりました。
大きな鏡の中に自分とお兄さんの姿が映ります。
目と目があった瞬間・・・何やらしゃべりたそうなお兄さんの雰囲気を感じました。
(そう言えば・・・このお兄さんに髪の毛をいつもカットしてもらってるなぁ)
などと心の中でつぶやくアタシ。
とすると店員のお兄さんが「前の時も確か僕が切りましたよね?」
(おー覚えてくれているのか!)
「ええ、そうです」
「そうですよね!」
ところが次に「・・・それであの〜どこの国から来たんですか?」と質問されました。
なに?・・・これは何の質問なんだ?なぜこんな質問をされるんだ?
ひょっとして俺は東南アジアの人間だと思われているのかしら?
鏡を通して写るお兄さんの心の中を探ります。
ははぁ〜んやっぱり同じ血が流れていることをお兄さんも感じ取ったのでは・・・それにしても・・・なぜ?
「いや・・・あの〜質問の意味が分からないのですが・・・」と聞き返すと、
「いえ、実は前回、財布の中に入っている外国人登録書を見てしまったものですから(ペコリ)」
なあ〜んだやっぱり同じ血が流れているんだ!僕の気持ちは確信へと変わる。
「あなたも韓国なんですか?」と恐る恐る訪ねると・・・「僕は日本人です」と返ってくる。
なぬ、日本人?
「妻がオーストラリアなんです」
「えっ!」アタシは絶句です。同じ血の臭いがしていたのに全然違って日本人でした。
しかも外国人の妻がいるなんて・・・!
人は見かけによらないもんだと、つくづく思いましたよ。
「妻が持っている登録書と同じ物を持っているので・・・それで・・・」
(なあんだそんなことか・・・)
まあ僕は隠す必要もないので「そうでしたか。・・・あー僕は韓国なんです」と答えました。
ところがこれまた次の瞬間にお兄さんに「そうですか、日本語がお上手ですね?」と言われました。
「えっ?・・・ええェーまあ〜日本で生まれて育ってますから」

 以前、母親が国籍の話になると必ず「日本語を話すのが上手いですね?」と言われる。
と怒っておりました。そして「馬鹿ばっかり」と言っていました。
 日本と韓国との関係は昔から辛いものがあります。
 強制的に連れて来られて来た人たちもいるのです。
 日本では在日と言われ、韓国では同胞の人間ではなく日本に住む韓国人と言われるそうです。
 これは差別されているのでしょうかねぇー。

 でも韓国人であり日本に住んでいるということもあり、二カ国が話せたらそれでいいですよね?
 でもなかなか・・・あっちの方がしゃべれなくて・・・。

 まぁーとにかく、日本で生まれて育っている外国人もいるのですよ。。。

1000円カットのお兄さんは2年間外国にいたそうです。だから今でも少しだけ英語が話せると言っていました。
接して話してみないと、その人となりはわかりませんなぁ。


 ところでいま高校の必修科目の事が話題に上がっています。
 学校改革の中でいろいろと矛盾が出ているんでしょう。現場は大変だと思います。
 それにしても日本史ではなく世界史が必修科目だとは知りませんでした。
 テレビで某桝添さんと言う人が世界史の必修科目において「世界の中の日本を知ることによってグローバルな人間創りが出来る。世界史は必要だ。」と言っておりました。
 が、それは逆だと思うんです。日本の歴史を勉強して知っているからこそ世界を知って日本を見ることができるのではないでしょうか?結局、学校って何を教える所なんでしょかねぇ。
 恥ずかしながら、、、もう一度歴史の勉強をしてみたくなりました・・・日本と韓国のネ。