小旅行・今昔編。

mabikitei2005-12-05

「丁子屋」さんを出た僕達は目の前にある東海道を歩いて帰ることにしました。
“いかにも”昔は街道でした、という感じで道がクネクネと曲がっています。
両脇にある家の玄関先には○○屋と書かれた木の看板が飾ってありました。
どうも「昔ここの家は○○屋さんでした」ということみたいです。
屋号が書かれた看板が並び昔の雰囲気をかもし出しています。
「昔の人もこの道を歩いたんだねぇ〜」
二人の横を旅姿の人や飛脚などが走って通り過ぎる姿を想像します。
ところが今では抜け道になっているのかやたらと車が通ります。
こっちが気をつけていないと危ないくらい、スレスレに横を通ります。
江戸時代、誰が想像したでしょうかね、今の車社会を。


また看板と一緒に家の玄関口に小さな箱が備え付けてあるのに気がつきました。
そこには「みかん100円です」とか「やさいどうぞ」とか書かれた紙が貼ってあります。
農家の家が多いのでしょうかね・・・。
そして暫く歩くと、農協の駐車場には即席売り場があり、机の上の篭の中に
無造作に野菜なんかが置いてありました。
奥さんはそれを見て「うお〜っ」と吠えてあさっておりましたね〜笑〜。
もう〜無茶苦茶、野菜とか安いんです。
驚きました。


さて〜!
「大丈夫だよ。このまま歩けばそのうちに大きな道に出るからさあ。そうしたらバス停を探してそこからバスに乗ろう」


なんて言ってはみたものの全然大きな道に出ず、
「もう〜適当な事を言ってぇ〜休みたい! 足が疲れた!」
と、だだをこねる奥さんを叱咤激励しながら歩くこと約40分、
目の前にバスターミナルが現れました。
「あれ? 地図には載ってなかったよ? おかしいなあ〜道を間違えたかも?」
「なに〜ぃ!」
「もう疲れたから乗るよ(怒)」
「はいはい・・・」
来た道とは違うコースを走って帰るバス。
店先で見た簡単な地図を見て歩いて来たのが間違いでした〜笑〜。

「昨日からホントによく歩いてるね?」
「うん・・・足が痛くなってきた・・・痩せるかも・・・」
「無理だなぁ〜ただ足が痛くなって終わるだけだよ」

 ぶぅ〜! とふくれる奥さまでした〜笑〜。