夏
どこからか菌をもらってしまい、
二日間、38度の熱に身体がぐったりとした8月上旬。
公演の疲れがどっと出たのか?
身体がだるくて重たかった。
ようやくウィルスから解放されたと思ったら、
虫歯が痛み出す。
慌てて歯医者へと駆け込むがもう手遅れだった。
「抜くしかないですよ」
「出来れば歯は抜かない方が良い」
「でもここまで蝕まれたら・・・」
上の奥歯は20年ほど前、別の歯医者で処置をしてもらった。
その時に「10年、もしくは20年後には抜かなければならない。でもそれまでは持つように治療を」と言われて治療した歯だった。
治療を重ねすり減った歯は割れてしまい、そこから菌が入って「中で膿んでます」と言われた。
その膿が痛みの原因だった。
あまりにも痛いのでしばらく鎮痛剤のお世話になる。
が、痛みが続くのは嫌だから、さっぱりと抜くことにした。
麻酔を打ってもらったが、何故か効き目がない。
グイグイと歯を引っ張られると、頭を突き抜ける痛みが走る。
どうやら膿はアルカリ性。
麻酔は酸性で。
中和されて効き目が薄いらしい。
何本が麻酔をかけてもらい、
「堪えるから抜いて」とお願いをして抜いてもらった。
保険が効くからと言っても治療費は馬鹿にならない。
夏風邪に、虫歯、そして一旦停止の罰金。
痛い出費の8月だった(苦笑)