糊かテープか。

この夏。
受かると思ってはいなかったけど、とあるミュージカルのオーディションを受けた。
そのオーディションは散々だった(笑)
踊れない、唄えないだからだ。

先ず踊りは、振りが覚えられない。
やはり日頃からチャンと踊ってないと、その場に行って振り付けられても無理。
次に歌は。歌えられない。
歌の途中で「もう良いです」と切られる有様。

「このレベルでなんで受けにきたの?」と思われても仕方がない。


でも、受けなければいけない。
自分がどんなレベルであろうと挑戦をしなければいけないのだ!

なんて良いながらも、、、まあ〜それなりに緊張と楽しさを味わったオーディションでした。



半月程して、合否が送られて来た。
ペラペラの封筒に、一発で「落ちた」事が理解できた。

それより何よりも封筒の閉じ方だ。
見ればセロハンテープで封をしてあるだけ。

オーディションに受かった人は糊。
落ちた人はセロハンテープ。

求められないと、まあ〜そんな扱いの程度なんであろう(苦笑)

最近はセロハンテープでとめて送られてくる封筒がある。
中身が見られてもいいやつならば、それは構わないかもしれない。

しかし、どうでもいいDMなどを発送している訳ではない。
どんなオーディションであろうともセロハンテープを貼っただけでは失礼ではないか。
もっとも100通近い封筒を一気に仕事を片付けなければならない。
落ちたやつの送る封筒に時間など取ってられないだろう(笑)


が、そこは「気持ち」の問題だね。
こういった世界は最後は「心」。
小さな事かも知れないが、その気持ちの積み重ねは必ず作品に現れる。

それが残念で仕方がない。
自分が落ちた事より、それが残念で仕方がない。

なんて思いました。