自転車に乗って

mabikitei2009-03-04

久しぶりに自転車に乗って事務所に行った。
ここ半年間ほどマンションの駐輪所に止めてあった。
埃まみれになり全体に錆び付いてしまっている。
水で洗い、空気を入れて、油を注した。
少しでも交通費をうかすために自転車で劇団の事務所まで
こぎ出したのだが、途中でギアチェンジが出来ないことが
わかった。
ギアの部分が錆び付いてしまって、全く動かないのだ。
しかもブレーキの効き目も悪い。
まあ安全運転を心がければ大丈夫なのだが、
なにせ坂が多いので下り坂はスピードがでる。
ブレーキを握りしめての久しぶりのサイクリング(?)
になった。
 自転車と言えば、、、。
 小生はその昔、20代の中頃、劇団の芝居を売るために
市内の高校を自転車に乗って廻った事がある。
確か、その時は自転車を劇団に買ってもらったと思うのだが、
ネクタイを締め、ママチャリに乗って、
今日は東区、明日は北区、明後日は西区みたいな感じで
学校をかけずり回った。尤もこれも交通費を浮かすためだ。
(流石に市街は電車に乗って廻りました)
随分と遠くまで行きましたよ。守山区とか南区とかも
当然、ママチャリで行きました。
学校に到達するのに1時間要した事もありました(笑)
しかも20代半ばといえ、先生からは「また若い兄ちゃんが
売り込みに来たなあ〜」と思われたでしょう。
実際に先生に軽くあしらわれた事もあります。
「僕は解ってないね?」と子ども扱いされた事もありました。
それでも「芝居を買ってください」の一点張りの小生には
年上の先生たちを納得させられるものはありませんでした。
学校での演劇鑑賞会は教育の一環でもあり、内容が教育的
でなければならないと、多くの先生に諭され(?)ました
その時に売って走り回っていた芝居は喜劇だったので、
なかなか取り上げてもらえず。高く大きな壁を感じたものです。
用途にあった芝居を作らなければいけないと痛感したものでした。
それでも取り上げてもらった学校も2~3校はありましたが、
活動も全滅に近く、案の定、モチベーションも下がりました。
今では時代も変わり、子ども数も減り、学校側も
お金をかけないようになりました。
学校を卒業したら劇場に足を運ぶなんて事はあまりしなくなります。
劇場が特別な物になります。そうではなく、劇場に行って
芝居を観る、音楽を聴く経験を持たせることも勉強の一環では?
でもこのご時世、きっと今の方が売り込みは大変だと思います。




 小生の錆び付いたマウンテンバイクはまだ動きます。
 万博に通うために買った自転車です。
 未だに万博の時の登録シールが付いています(笑)
 これから暖かくなりますよね?
 自転車で劇団の事務所に通うことが多くなりそうです。