新年。

それは12月30日に起きた。
昼頃から咳が出はじめたと思ったら夜にはジワジワと熱があがり
とうとう31日には39度後半の高熱が出た。
流石に「これはおかしい?」と思い、休日診察所へ飛び込んだ
わけである。
フラフラの状態の中での診察結果は「インフルエンザ」であった。
医者から「外出するな」と言われ、
「お願えだ、、、熱を下げるために注射を1本打ってくれ」と
いう小作人小生Aの意見は全く聞き入れられず、「タミフル」を
飲めば下がる。と説得され、捨てぜりふに「これからは予防注射を打つように」
と苦言を言われた。
 たかがインフルエンザ、されどインフルエンザとあなどる事なかれ。
その後、3日間高熱に苦しめられる事になろうとは思いもよらなかった。
1日目(12月31日)は39度。
2日目(1月1日)に38度。
3日目(1月2日)に37度。
4日目(1月3日)は37度と36度を行ったりきたり。
1度ずつ下がる熱に「インフルエンザは単なる風邪じゃありません」と
今更ながら体験してわかる病気だった。
後日ネットで調べたら、お年寄りや子どもの中には死に至る人もいるとのこと。
これだけ高熱が続けばわからないでもない。
 それにしても24時間寝続けるのも一苦労であった。
 寝れば必ず夢も見た。それもわけがわからない夢であった。
しかも寝るたびに続きを見ていたように感じる。
これも薬のせいか?
タミフルなんてちっとも利かなかった。

 それにしてもこの正月は覇気のない老人のように過ごしてしまった。
妻に看病ならぬ介護を受け、その度に生気のない返事をしている自分に不甲斐なさを
感じてはいた。「俺の老後みたい」、、、現代が抱えている問題を体現しているみたいだ。


 今年の小生の運気は良くない。
 残すところ後360日となった日々をどう過ごすか?
 それが今年のテーマと掲げて過ごせたらと思う小生であった。