最週にて

ようやく今週末にブンナの本番が来ます。
ここに来てもまだまだ完成されておりません。
照明と音が上手くいきません。
これは小屋入りしてから合わせるのが大変です。
しかしやっぱり一番心配なのは、当然芝居の出来。
なにせ今回は全くと言っていいほど演出できませんでした。
役者の体の癖や単調に繰り返される台詞の癖を直したり、
または場面の説明をするのに稽古時間が費やされ過ぎました。
途中で「このままでは不味い!」と焦りだした小生は
一度、突き放す事にしてみました(苦笑)。

それにしてもチェックする箇所が多く、全体を細か
見ることが出来ませんでした。
この最終週でそのあたりを創るつもりでいます。


 それにしても。


 昨日は別の芝居の稽古に行きました。
こちらは来週が本番だというのに、出演者がまだまだ台本が
離せずにいる状態です。
小生は舞台監督の予定ですので、演出の隣りに座り、稽古を
5時間ずっと観せてもらいました。
が、これが苦痛でした。
疲れもあり単調な小返しの稽古についウトウトとなり気味だった
のですが、眠気を吹っ飛ばすほど隣で演出が爆発しております。
机を叩いて「何度同じ事を言わせるんだ!」と。
その度に役者は泣きそうな顔になります。
なにもなければたった2〜3分で通り過ぎる場面。
そこを何回も繰り返す稽古。
芝居の難しさをあらためて感じます。
そういう小生も、随分しごかれました。
貴重な稽古時間を小生でさいたことも度々ありました。
先輩俳優からは影ではなく面と向かって嫌みを言われた事も
あります。でもそれをくぐり抜けて来ているから、ある意味強くなれるのです。


演出を担当するときは、役者の時とは違ったプレッシャーを受けます。
これまた必死です。機会を与えてくれた劇団に応えなければいけません。
観に来てくれたお客さんの見終わった顔も気になります(苦笑)。
さあ〜ブンナに登場する小動物達との最後の戦いが始まります。








ハリポタが最終巻が待ち遠しい。