袖にて

mabikitei2006-09-28

クラシックコンサートの袖に入って仕事をしてきました。
内容?・・・ただいただけかな(笑)。
ステージマネージャーがいないから代理で入ったけど・・・本当にただ袖にいただけで終わっちゃった。
今回の演奏会はなかなかの内容でしたよ。
何が一番ビックリしたかというと、主催者。
交響楽団が主催なんだけど・・・この楽団、話を聞いたら二人しかいないの。
つまり他の人は声をかけて出てもらっているんだって!
つまり劇団で置き換えると劇団員は一人で後は全部客演なんだけど劇団員みたいな感じ?
・・・説明になっていないね・・・
だからへたをするとコンサートの度に顔ぶれが違うわけ(笑)。
変わらないのは第1ヴァイオリンだけ、、、なぜなら主催者だから。
いろんなスタイルがあって面白いね。
さてさてチューニングの時にちょっとしたハプニングがありました。
オケが出て行ったけど、なかなかチューニングが終わらないのね。
下手袖から第1ヴァイオリンにソリストと指揮者の準備が出来た事を目で合図したけど、
なぜか第1ヴァイオリンから「待て」の合図。
暫くして原因が分かりました。
なんとトロンボーン演奏者が舞台におりませんでした。
オケは上手と下手に分かれて登場していたのですが、下手側は思いっきり任せていました。
だってみんな大人だし、、、みんなの方が慣れてるし(笑)・・・。
やっぱり僕は演劇人だから・・・畑が違うし(笑)・・・。
前代未聞のハプニングに指揮者のK氏は呆れ顔です。
小さな声で「あいつチュニーング出来てないじゃないか!」と言いました。
僕が「どうしましょう?チューニングを再開させますか?」と聞いたら、
怒って「もういい!」と言って舞台に出て行かれました。
指揮台に上がった指揮者は客席にいつもの物腰の柔らかい笑顔をふりまきます。
さてその後、、、演奏が終わり袖にはけてきたトロンボーン演奏者は、
・・・・第1ヴァイオリンに思いっきり指をさされて袖の中で笑われておりました。